絵文字の審査に何度も落ちたあなたへ
キャラクター絵文字の審査通過は、果たしてそんなに難しいのか?

不採用の通知を受け取ったことはありますか。理由は書かれていません。
「今回のご提案は採用されませんでした」という一文だけで、どこに問題があったのかは最後まで知らされません。
次に何を直せばいいのかも分からないまま、また24個の画像を描き、また待ち、また同じ一文を受け取る――そんな経験を繰り返してきた方に、この記事が少しでも慰めになればと思います。
実力の問題ではないかもしれません
まずは数字から見ていきましょう。
カカオの「エモティコンスタジオ」には毎週およそ2,000件の提案が寄せられ、そのうち実際に承認されるのは100件前後だといわれています。
単純計算でも、競争率はおよそ20倍です。
しかも、この審査は不採用の具体的な理由を明らかにしないことで知られています。
どこを直せばいいのかさえ分からない、いわば「見えない審査」です。
さらに驚かされるのは、この壁の前で挫折するのが初心者だけではないという事実です。
すでに別のチャンネルで知名度を築いていた著名なクリエイターでさえ、カカオの審査で何年にもわたって不採用を繰り返し経験した事例が公になっています。
長く愛されてきたキャラクターが続編を発表したものの、理由も知らされないまま不採用となり、最終的に別のプラットフォームへ方向転換したケースもありました。
絵が描けないからではなく、そもそも100分の1に入らなければ通過できない仕組みなら――それは自分の実力というより、確率の問題に近いのです。
審査というより「運」に近いという指摘は、あながち間違いではありません
クリエイターのコミュニティから聞こえてくる声も、よく似ています。
もともと知名度のある作家や、すでに有名なIPであれば比較的スムーズに通過する一方、まだ名前の知られていない新人クリエイターのオリジナル作品には、はるかに厳しい壁が立ちはだかるという見方が、繰り返し語られています。
実力よりも「運」が大きく左右するという批判が出るのも、そのためです。厳しい言い方をすれば、この仕組みは最初から新人に不利な設計になっています。
限られた枠をめぐって何千人もの応募者が並んでいるのですから、大半が入り口で引き返すことになるのは、当然の結果ともいえます。
問題は、こうしたシステムがクリエイターの心に残すものです。
不採用を何度か経験すると、「自分には才能がないのではないか」という思いが、じわじわと湧いてきます。
しかし、そもそも通過率が5%前後の仕組みであれば、その挫折が示しているのは才能の問題ではなく、最初から門がそれほど狭かったという事実にすぎません。
狭き門だけがすべてではありません
デコブロックスは、ここで別の方法を選びました。
限られた枠をめぐって何千人もの応募者が競うのではなく、WordPressマーケットプレイスという開かれた流通チャネルにキャラクターを登録する方式です。
毎週100件だけを通過させるボトルネックがないため、「落ちた理由が分からず、もどかしい」という経験そのものをする機会が大幅に減ります。
もちろん、最低限の審査はあります。
何でも無条件に掲載できる、完全に無防備な仕組みではありません。
ただし、その審査の目的が「少数だけを残して、あとはふるい落とすこと」ではなく、「基本的な品質と著作権を守れば、誰もが自分のキャラクターを流通させられるようにすること」にある点が、根本的に異なります。
競争率という概念そのものが成り立たない仕組みだと考えてよいでしょう。
カカオの門が「この100人のうちの1人になりなさい」と語るのだとすれば、デコブロックスは「あなたのキャラクターを必要としている人が、どこかにいるはずです。まずは世に送り出してみませんか」と語りかけます。
何度不採用になっても、あなたの実力が変わったわけではありません。
ただ、門が狭かっただけです。その狭き門にこれからも挑み続けるのか、それとも、すでに描き上げたキャラクターを別の入り口へ連れていくのか――デコブロックスは、そのもう一つの門になろうとしています。










