クリエイターの不安、「自分だけ?」
一人で描き続けて疲れたことはありますか――クリエイターはどう支え合えるのか
制作中のキャラクターを何日も見つめ続けていると、ある瞬間、それがうまく描けているのかどうかさえ分からなくなることがあります。
相談できる相手がいないからです。

隣の席の同僚も、通りすがりにひと言声をかけてくれるチームリーダーもいない。モニターと自分だけの空間で、すべてを一人で判断しなければならない時間。創作を仕事にしたことがある人なら、誰もが一度は経験している瞬間でしょう。
「一人だ」と感じる気持ちは、思っている以上に身近なものです
これは、特定の個人の性格の問題ではありません。
英国で行われたある調査では、フリーランサーの約半数が、自分の仕事環境を「孤独で、孤立している」と答えました。
国内の状況も変わりません。
成人を対象にした研究では、回答者全体の47.5%が普段から孤独を感じると答え、1人暮らしに限ると、その割合は62.1%にまで上がります。
とりわけ、自分で仕事場を整え、ひとりで決断を下さなければならないフリーランサーやクリエイターにとって、この数字は決して他人事ではありません。
会社員の孤独が「人はたくさんいるのに、心を分かち合える相手がいない」というものだとすれば、クリエイターの孤独は「そもそも相談できる相手がいない」というものに近いのかもしれません。
創作がとりわけ孤独になりやすい理由も、そこにあります。

企画書や報告書なら同僚が目を通してくれますが、ひとつのキャラクターを完成させるまでの過程には、たいてい中間チェックがありません。
始めるところから完成までを一人で判断し、一人で修正し、一人で「これでいい」と結論を出さなければなりません。
そうして完成させた作品を世に出したとき、何の反応もなければ、その沈黙は実際の実力とは関係なく、人を疲れさせます。
だから必要なのはシステムではなく、人です
デコブロックスが気にかけているのは、まさにこの部分です。
優れたプラグインや使いやすいマーケットプレイスだけでは、埋められないものがあります。
「これ、どう思いますか」と尋ねられる人。新しいキャラクターを投稿したときに「いいですね」と言ってくれる人。審査に落ちたとき、「私もそうでした」と一緒に笑ってくれる人――そうした存在です。
だからデコブロックスは、個々のデザイナーを単なる「出店者」として扱いたいとは考えていません。
互いの作品にフィードバックを送り合い、キャラクター登録のノウハウや試行錯誤を共有し、途方に暮れたときには、先に経験した人に尋ねられる。そんな関係をつくることにも、同じように力を注いでいます。
まだ完全に整ったコミュニティだとは言えませんが、目指す方向は明確です。
一人で描き続けて疲れた人が、もう一度力を取り戻せるのは、結局のところ、別のクリエイターからのひと言であることが多いと知っているからです。
よくできたツールは仕事を楽にしてくれますが、そばにいる人は仕事を続ける力をくれます。
自分だけがこんな思いをしているのではなかったと知るだけでも
同じ悩みを抱えている人がどこかにいる。その事実を知るだけで、次のキャラクターを描く力が湧いてくる瞬間があります。
デコブロックスに加わるということは、単に流通チャネルをひとつ得るだけではありません。似た悩みを抱えながら絵を描く人たちの中に、自分の居場所をひとつ得ることでもあります。
一人で描き続けて疲れたことがあるなら、これからは隣に誰かがいる状態で描いてみてもいいのではないでしょうか。
