ブログで気持ちを伝えるには何が必要か
言葉だけでは足りない、私の感情表現に必要なもの

向かい合って話すときは、多少言葉に詰まっても大きな問題にはなりません。
表情があり、声のトーンがあり、身ぶりもあります。「大丈夫」という一言も、笑顔で言えば慰めになりますが、険しい表情で言えば拒絶の言葉になります。
ところが、そうした手がかりがすべて消え、テキストだけが残ると、同じ文章でもまったく違う意味に受け取られます。
コミュニケーション研究者は、オンラインでの会話には「非言語的手がかり」が欠けていると説明します。
対面で顔の表情や身ぶりが担っていた役割を、テキストだけになった画面では何も補ってくれないということです。
同じ「はい、わかりました」という文章でも、文脈によっては素直な返事に読めたり、冷淡な印象に受け取られたりします。問題は、送り手も受け手も、その違いをテキストだけでは確信できないことです。
実際、絵文字が初めて広く普及したのも、こうした背景があったからです。
文字数に制限のあった初期の携帯メールでは、短い文章に感情まで込めるのは容易ではなく、少し間違えば誤解を招きかねませんでした。

絵文字は、そうした隙間を埋めるために登場し、あっという間に定着しました。
ある調査によると、2015年ごろにはすでに、国内ユーザーの80%がモバイル絵文字を日常的に使っていると回答しています。
小さな絵一つで、メッセージの温度が変わる
これは単なる印象ではなく、実際に検証された効果でもあります。
オンラインコミュニケーションの研究では、テキストの感情的なトーンと、併用された絵文字の感情的なトーンが一致していると、メッセージの曖昧さが減り、受け手の内容理解も高まるという結果が出ています。
つまり、ひとつの絵が文章の意味を明確にしてくれるということです。言葉だけでは伝えきれないニュアンスを、キャラクターの表情が代わりに伝えてくれるわけです。
ただし、すべての感情に絵が正解というわけではありません
興味深い逆の結果もあります。感情の種類ごとに効果を比較した研究では、喜びや楽しさを伝える場合はグラフィック絵文字やアニメーション絵文字の効果が大きかった一方、不快感や否定的な感情を伝える場合は、むしろテキストだけのメッセージのほうが効果的だったのです。慰めや謝罪のように繊細な感情を伝えるときは、華やかな画像よりも、飾り気のない言葉のほうが誠実に感じられるということでもあります。
結局のところ、正解は「絵か言葉か」ではなく、「この瞬間、自分の本心をより正確に伝えるのは何か」ということでした。
その悩みをメッセンジャーの中だけにとどめておく理由はありません
ここで、一つの疑問が残ります。
なぜこの悩みは、カカオトークのようなメッセンジャーの中だけで解決されてきたのでしょうか。
ブログを書いたり、ホームページにあいさつ文を載せたり、コメントで思いを伝えたりするときにも、同じ問題は存在します。
テキストだけがびっしり並んだ記事は正確である一方、どこか堅苦しく、本当に伝えたかった言葉の温度がうまく届かないことも少なくありません。
デコブロックスは、メッセンジャーの中でだけ機能していた、こうした感情表現の言語を、ブログやウェブサイトにもそのまま持ち込もうとする試みです。
言葉だけでは収まりきらなかったニュアンスや、堅く感じられそうでためらっていた文章も、その隣にキャラクターを一つ置くだけで、同じ文章がもっと自分らしく、もっと素直な気持ちとして伝わります。
言葉だけでは足りなくて、いつも絵文字を選んでいたあの習慣を、これからは自分のブログでもそのまま続けられます。
